立山周辺(富山) 長尾山(1001m)、大辻山(1364.0m) 2019年6月1日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 4:24 長尾峠−−4:36 長尾山(1001m峰)−−4:43 940m鞍部−−4:55 奥長尾山(1020m峰)−−5:39 北尾根コースに合流−−5:57 大辻山−−6:09 北尾根コースを離れる−−6:38 奥長尾山−−6:45 940m鞍部−−6:49 林道−−6:55 長尾峠

場所富山県富山市/中新川郡上市町
年月日2019年6月1日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場長尾峠(920m鞍部)に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無基本的に藪は無いが登山道にはみ出る草木は少しある
危険個所の有無無し
山頂の展望東方向に展望あり
GPSトラックログ
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コメント長尾峠(920m鞍部)から往復。長尾峠を越える林道は広い舗装道路。長尾山(1001m峰)は山名事典記載の山。道は明瞭で標識多数ありだが少しだけ木がはみ出し雨で濡れた場合は雨具が必要。北尾根コースに合流すると道のグレードが上がる。大辻山山頂は展望良好。帰りは長尾山に登らず940m鞍部から北に下る登山道で林道に出て林道経由で長尾峠に戻った




長尾峠登山口 長尾峠の駐車場
登山道 長尾山(1001m峰)
長尾山(1001m峰) 長尾山東斜面は笹が開花
940m鞍部。林道へ直接下れるようだ 奥長尾山(1020m峰)
標高1050m付近 標高1130m付近
1160m鞍部 1190m峰
標高1200m付近 標高1240mで北尾根コースに合流
北尾根コースは道幅が広い イワカガミ
標高1270m付近から見た高い峰山 標高1340m付近
山頂直下 大辻山山頂
三角点 主三角点
大辻山から見た東側の展望
大辻山から見た桑崎山 帰りは940m鞍部から林道へ下る
こちらもいい道 林道に出た
林道で長尾山を巻く 長尾峠到着


 大辻山は大日岳から西に延びる大きな稜線の途中にある山。登山道があるので簡単に登れる山で後回しにしてきたが、残雪期が終わって緑も濃くなり藪漕ぎシーズンは終了したので、登山道があり標高がそこそこ高い山ということで大辻山にした。登山道はいくつかあるようだが、林道が越える920m鞍部(長尾峠)からが最も標高差が低くて済む&西向きの尾根なので朝なら日が当たらず涼しく登れるので、起点は長尾峠とした。

 来拝山南側の立山青少年自然の家を経由して長尾峠へ。舗装は古いが全線舗装で道幅も広く安心して走れる林道だった。長尾峠には駐車場に仮設トイレが設置され、登山者がそれなりにいることが分かる。夜は雨が降ったが今朝は雲が多いものの隙間から青空が見えている。昨日より気温は低く+10℃ちょっと。登りにかかって発熱すれば適度な気温だが動き始める前は寒く、長袖にネックウォーマーに毛糸の帽子、長ズボンに防寒装備と藪のいはみ出しに備えてゴアとロングスパッツを持っていくことにした。

 登山口に出ている標識は大辻山ではなく長尾山だった。地形図に出ていない山だが日本山名事典に記載された山で、長尾峠東側の1001m標高点が書かれたピークを指す。ここが山名事典記載の山だとは出発直前まで知らなかった。登山道はアルプス級には及ばないが明瞭で迷う心配は無い。ただし完璧な刈り払いではなく木の枝があちこちにはみ出している。昨夜の雨でまだ濡れていると考えてのゴアの準備だったが、夜の間にかなり乾いていてズボンが多少湿った程度で雨具は不要だった。高峰山に続く北尾根コースに合流するまでこのような状態が続く。

 準備運動程度の登りで最初のピークに到着。ここが長尾山だが山頂標識は無い。オレンジ色の大きな標識があるが文字はほぼ消えてしまい山頂名は書かれていなかった。この標識は林道や高峰山、来拝山でも多数見かけたが、立山青少年自然の家で設置したものらしい。標識上部にはコース名、中央にはでかでかと数字が書かれていて、ここではコース名は「大辻」であった。数字はどのように決められているのか規則は推測不能であった。

 長尾山から下る途中では笹の開花を目撃。通常は笹の開花はその周辺の広範囲で発生するが、ここでは比較的狭い範囲だけであった。思い起こしてみると、近年は毎年のようにどこかの山で笹の開花を見ているような。

 大きく下って940m鞍部で北に登山道が分岐、案内標識は「林道」と書かれており北側を通る林道に下れるようだ。地形図を見ると帰りは長尾山に登り返すよりも林道に下って林道経由で長尾峠に戻った方が登り返しの標高差が少ないので、帰りはここから林道に下ろう。

 次の1020m峰の一連のピーク西端に奥長尾山の山頂標識が出ていたが、ここは地形図記載の山ではないし山名事典にも記載されていない。北側に沢音を聞きながら1010m鞍部を通過、緩やかな尾根を登っていく。傾斜がきつくなり登りきると1170m峰。もう一つ小ピークを越えて太い尾根に合流、ここが北尾根コースで下っていくと高峰山に繋がっている。長尾峠を越える林道も繋がっていて、そちらの860m鞍部(鳥越峠)から登る登山者もいるらしい。

 北尾根コースに出ると道幅が大幅に広がり道の状態が急に良くなった。もう体に触れる木は皆無で、もしかしたら北尾根コースの方がメインルートなのだろうか。

 ブナに覆われた良好な登山道を登りきれば大辻山山頂。三角点の他に主三角点も立っていたが、多くの登山者が登って土が削られたためだろうか、両者とも根元が大きく露出していた。これまでは樹林に覆われてほとんど展望は無かったが、ここは樹林が開けた場所で展望良好。東側の立山方面が見えているが、残念ながら思いっきり逆光で良く見えなかった。南側には三角形に尖った桑崎山。登山道はここまでで、この先は残雪期の世界だろう。

 帰りは長尾山東側の940m鞍部から北に向かう登山道に入り林道へ下る。このルートの状況は長尾山の登山道と変わらないレベルであった。林道に出ると登山道入口には案内標識があり、林道を少し下った2箇所に駐車スペースがあったがまだ車は無かった。林道を緩やかに登り返して長尾峠に戻ったが、まだ車は私のものだけだった。

 

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